国際的な医農融合研究の強化促進を目指す フューチャーセッションを開催

日時 2016年10月18日 
 本学リサーチ・アドミニストレーター(URA )執務室は11月7日、「第31回フューチャーセッション」を本学津島キャンパスの本部棟で開催しました。
 今回の話題提供者は、本学卒業生でもある中国の内蒙古大学大学生命科学研究科の韓紅燕(Hongyan Hang)講師と中国内蒙古自治区人民医院生殖科の莎如拉(Sharula)医師。セッション・ファシリテーターを務める佐藤法仁URA兼内閣府科学技術政策フェローが、以前より中国との研究連携の意見交換を実施してきた経緯を説明し、「今回のセッションが、本学のみならず日本と中国、その他の国々の課題解決に結び付ければ」と述べました。
 講演では、韓講師が内蒙古大学での農業研究の概要と本学を含めた農学、工学との連携について紹介。特に、本学が拠点を務める農林水産省「革新的技術創造促進事業(異分野融合共同研究)」の世良貴史教授(工)との連携について言及しました。莎如拉医師は、内蒙古自治区の医療環境について紹介。自身が専門とする生殖医療技術を農学や工学分野と融合することで、新たな研究開発につながるシーズの育成や国際的な研究力強化促進につながると話しました。
 セッションの最後では、山本進一理事・副学長(研究担当)が「本学は世良教授の異分野融合共同研究をはじめ、広い領域の基礎科学を扱う異分野基礎科学研究所(RIIS)や、次世代のトップ研究者らが揃う異分野融合先端研究コアなどがあり、異分野研究に適した研究環境がある。医農融合研究も我々が抱える課題解決に必要な叡智を導き出すものであり、今後も活発な取り組みを行っていきたい」と総括しました。
 本学は、平成25年8月に文部科学省が日本のさらなる大学研究力向上や国際的な研究競争力強化等のために全国の大学・研究機関から選定した、「研究大学強化促進事業」の選定大学(国内19大学)の一つであり、「リサーチ・ユニバーシティ(研究大学):岡山大学」としての高い研究力を有しています。この研究力をより強力に育成するため、今後も国際的な異分野融合研究や教育研究環境の整備などを精力的に行っていきます。
 なお、本セッションは本学が研究拠点を務める農林水産省「革新的技術創造促進事業(異分野融合共同研究)」において得られた最新研究の叡智を社会に広めるために実施する「革新的ウイルス対策技術分野叡智共有化プラットフォーム」の取り組みの一環として実施されました。

※本学が開催する「フューチャーセッション(Future Session)」とは、次世代シーズ・ニーズ創出を探るとともに、未来について多様な立場から解決すべき問題を提起し、少人数で活発な対話を通してより良い未来を実現する解決策を構築するセッションのこと。

※過去3回の岡山大学フューチャーセッション
第28回(テーマ「医学と工学の融合」)はこちら
第29回(テーマ「テラヘルツケミストリー」)はこちら
第30回(テーマ「サイバーセキュリティ3」)はこちら

【本件問い合わせ先】
岡山大学リサーチ・アドミニストレーター(URA)執務室
TEL:086-251-8919

(16.11.14)

①蒙古族の伝統衣装を身にまといながら対話材料を提案する内蒙古大学の韓講師.jpg
蒙古族の伝統衣装を身にまといながら対話材料を提案する内蒙古大学の韓講師

 

②対話材料を提供する中国内蒙古自治区人民医院の莎如拉医師.jpg
対話材料を提供する中国内蒙古自治区人民医院の莎如拉医師

③ファシリテーターを務める佐藤URA.jpg
ファシリテーターを務める佐藤URA

 

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総括を行う山本理事・副学長(研究担当)