佐藤URAが立命館大学2015年度研究部研修で「岡山大学における研究のグローバル戦略について」と題して講演

日時 2015年9月19日 

 9月18日、立命館大学いばらきキャンパス(大阪府茨木市)で開催された「立命館大学2015年度研究部研修」において、佐藤法仁学長特命(研究担当)・URAが、基調講演およびパネリストとして参加しました。
 同大学では研究部事務職員等に対して年度研修を実施しており、毎回テーマを設けて課題解決のグループワークなどを行っています。今回は、「立命館大学の研究(推進)のグローバル化を多角的視点から見つめ直す」というテーマを設定。基調講演として、本学の取り組みが紹介しました。
 講演では佐藤法仁学長特命(研究担当)・URAが、「岡山大学における研究のグローバル戦略について」と題して講演。まず本学の組織・財務・研究概要を紹介したのち、データ分析による大学、部局の強み弱みの把握とポテンシャルの高い研究者への戦略的支援策、国際研究系広報のあり方などのついて詳細に説明。またグローバル戦略においてしばしば話題となる「大学ランキング」についても、その概要と正しい見方について詳しく説明しました。
 続いて行われたパネルディスカッション「研究グローバル化は、なぜ進まないのか?」では、立命館大学事務職員、教員らとともに意見交換を実施。目先の目標ではなく、長期的視点、あるいは投資を計画的に行うことの重要性と学術的価値が極めて低い大学ランキングというものに右往左往するのではなく、大学・研究機関が大学ランキングの実態を知り、それを上手く使いこなす姿勢がとても大切だと述べました。
 研修後の情報交流会でも同大学教職員らと、人文・社会科学系の研究力強化のあり方や既に連携している海外大学との関係をより研究力強化に向かわせるかなどの方策について、議論を深めました。
 本学では研究力強化促進のため、学内の研究力分析を行い、次世代研究シーズ・研究者育成、国際研究力展開、研究特区「グローバル最先端異分野融合研究機構(G研究機構)」の設置・運営などを精力的に行っています。これら研究力強化促進の取り組みは、本学のみで循環させるのではなく、他大学・研究機関への紹介などを通じて、わが国全体の研究力強化促進に寄与できることを重要視しています。今後も、さまざま大学・研究機関と積極的に情報交換等を実施して行きます。

 

岡山大学における研究のグローバル戦略について講演する佐藤法仁学長特命(研究担当)・URA
 
           パネルディスカッションの様子
 

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