森田学長と槇野病院長らが遠藤在インド・コルカタ日本国総領事を訪問

日時 2015年12月22日 
 本学の森田潔学長と岡山大学病院長の槇野博史理事(病院担当)らは12月18日、インドにおける研究教育の連携強化策や産学官事業などの情報収集を行うため、インド・コルカタ市において遠藤和巳在インド・コルカタ日本国総領事を訪問しました。

 本学は平成19年9月、文部科学省の「新興・再興感染症研究拠点形成プログラム」に採択され、インド・西ベンガル州コルカタ市に岡山大学インド感染症共同研究センター(CRCOUI)を設置し、インド国立コレラ及び腸管感染症研究所(NICED)などと長年にわたる密な国際共同研究体制や、本学執行部や関係機関などとの連携のもと、コレラや赤痢といった下痢症の制圧プロジェクトを精力的に実施しています。また昨年度は、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の「平成27年度感染症研究国際展開戦略プログラム」に採択されており、さらなるプロジェクト強化・促進を実施しており、遠藤総領事ら領事館とも密な連携を図っています。

 今回の訪問は、CRCOUIの仲介により実現。CRCOUIの篠田純男センター長、今村大輔准教授、本学研究担当分野からは佐藤法仁研究担当学長特命・URA、宇根山絵美研究担当学長特命・URAらも参加しました。

 意見交換では、はじめに森田学長から長年に渡るCRCOUIの活動への協力に感謝を述べました。また、槇野病院長は岡山大学病院の紹介とともにインドの医療機関との連携の可能性などについて意見を交換。遠藤総領事からは、コルカタのみならずインド各地域における医療機関や産業構造の特徴などについて紹介し、参加者らとともに日本の大学機関がインドをどのように利活用すればよいのかについて意見交換を行いました。今後もCRCOUIを通じて密な協力関係を維持して行きます。

 本学は、平成25年8月に文部科学省が日本のさらなる大学研究力向上や国際的な研究競争力強化等のために全国の大学・研究機関から選定した「研究大学強化促進事業」の選定大学(国内19大学)の一つであり、「リサーチ・ユニバーシティ(研究大学):岡山大学」としての高い研究力を有しています。この強みを日本のみならず国際社会において還元するため、既にあるインドとの太いパイプをさらに利活用し、グローバル社会において活躍できる「リサーチ・ユニバーシティ(研究大学):岡山大学」の構築を精力的にすすめていきます。

なお本意見交換会は、文部科学省「研究大学強化促進事業」の一環として実施されました。

岡山大学インド感染症共同研究センター(CRCOUI):http://wwwcid.ccsv.okayama-u.ac.jp/

遠藤和巳総領事と森田潔学長(中央右)、槇野博史病院長(左)、篠田純男CRCOUIセンター長(右)

 
    意見交換を行う森田潔学長(中央)ら