第24回Future Session「超高感度磁気センサを用いた革新的計測」を開催 

日時 2016年3月22日

  次世代研究シーズ・ニーズ創出を探るとともに、未来について多様な立場から解決すべき問題を提起し、少人数での活発な対話を通してより良い未来を実現する解決策を構築する「第24回フューチャーセッション」を3月22日、本学本部棟(津島キャンパス)で開催しました。

 今回の対話提供者は、本学大学院自然科学研究科(工学系)の塚田啓二教授。ファシリテーターを務める佐藤法仁研究担当学長特命・URAから、塚田教授が内閣府「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」の「インフラ維持管理・更新・マネジメント技術」の研究開発に参画されており、インフラ劣化評価と保全計画のための高感度磁気非破壊検査という課題のもと、橋などの鋼材の内部、裏面の腐食・亀裂を高感度に検出・評価する技術の研究開発を進めていることの紹介がありました。

 塚田教授は、「超高感度磁気センサを用いた革新的計測」と題して講演。これまでの研究成果と共に先端生体磁気計測装置や先端金属資源電磁探査機器について、非破壊検査装置への展開を積極的に実施し、橋梁などに使用されている鋼材などの内部や裏面の腐食・亀裂を高感度に検出し、評価する革新的な技術開発についてわかりやすく解説し、参加した教職員やURA、企業関係者らとともに、熱心に対話を行いました。

 本学は、平成25年8月に文部科学省が日本のさらなる大学研究力向上や国際的な研究競争力強化等のために全国の大学・研究機関から選定した「研究大学強化促進事業」の選定大学(国内19大学)の一つであり、「リサーチ・ユニバーシティ(研究大学):岡山大学」としての高い研究力を有しています。今回のセッションで得られた研究力強化促進の知見やアイデアを最大限に利活用して、社会を革新する研究開発や学術・人材の基幹を築いていく予定です。 SIP「インフラ維持管理・更新・マネジメント技術」(JST):http://www.jst.go.jp/sip/k07.html ※本学が開催する「フューチャーセッション(Future Session)」とは、次世代シーズ・ニーズ創出を探るとともに、未来について多様な立場から解決すべき問題を提起し、少人数で活発な対話を通してより良い未来を実現する解決策を構築するセッションのことです。 ※直近3回の岡山大学フューチャーセッション 第21回(テーマ「構造部材」)はこちら 第22回(テーマ「鉄」)はこちら 第23回(テーマ「炭素系樹脂複合材料」)はこちら

※直近3回の岡山大学フューチャーセッション
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第23回(テーマ「炭素系樹脂複合材料」)はこちら

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      セッションで解説する塚田啓二教授