第21回Future Session「インフラストラクチャーの超耐久化を可能とする産業副産物を用いた構造部材の研究開発」を開催 

日時 2016年2月19日

  次世代研究シーズ・ニーズ創出を探るとともに、未来について多様な立場から解決すべき問題を提起し、少人数での活発な対話を通してより良い未来を実現する解決策を構築する「第21回フューチャーセッション」を2月19日、本学研究推進産学官連携機構で開催しました。

 今回の対話提供者は、本学大学院環境生命科学研究科(環境理工学系)の綾野克紀教授。ファシリテーターを務める佐藤法仁研究担当学長特命・URAから、綾野教授が内閣府「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」の「インフラ維持管理・更新・マネジメント技術」の研究開発に参画されており、国内重要インフラの高い維持管理水準での維持、魅力ある継続的な維持管理市場の創造、海外展開の礎を築くことを目標に精力的に研究活動を進めていることの紹介がありました。

 綾野教授は、「インフラストラクチャーの超耐久化を可能とする産業副産物を用いた構造部材の研究開発」と題して講演。わが国の港湾や自動車専用道路の現状と今後の大規模更新・修繕の問題点について紹介した後、環境に配慮して高耐久化を実現できる製品の開発、特に高炉スラグを利活用した構造部材の研究開発についてわかりやすく解説し、参加した教職員やURA、企業関係者らとともに、熱心に対話を行いました。

 本学は、平成25年8月に文部科学省が日本のさらなる大学研究力向上や国際的な研究競争力強化等のために全国の大学・研究機関から選定した「研究大学強化促進事業」の選定大学(国内19大学)の一つであり、「リサーチ・ユニバーシティ(研究大学):岡山大学」としての高い研究力を有しています。今回のセッションで得られた知見や人的ネットワークを最大限に利活用して、社会を革新する研究開発や学術・人材の基幹を築いていく予定です。

SIP「インフラ維持管理・更新・マネジメント技術」(内閣府):http://www8.cao.go.jp/cstp/gaiyo/sip/index.html

※本学が開催する「フューチャーセッション(Future Session)」とは、次世代シーズ・ニーズ創出を探るとともに、未来について多様な立場から解決すべき問題を提起し、少人数で活発な対話を通してより良い未来を実現する解決策を構築するセッションのことです。

※直近3回の岡山大学フューチャーセッション
第18回(テーマ「エネルギー政策」)はこちら
第19回(テーマ「熱電交換デバイス」)はこちら
第20回(テーマ「高温超電導物質」)はこちら

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      対話材料を提供する綾野克紀教授

 
 

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