山本研究担当理事・副学長が「大学改革の中の研究支援 ―研究マネジメント人材のあるべき姿を探る―」で岡山大学URAの活動とマネジメントについて講演

日時 2015年12月11日 
 茨城大学、宇都宮大学、群馬大学、埼玉大学が連携して実施している「地域特性を活用した「多能工型」研究支援人材養成拠点」のシンポジウム「大学改革の中の研究支援 ―研究マネジメント人材のあるべき姿を探る―」が12月11日、航空会館(東京都港区)で開催されました。

 同シンポジウムは、文部科学省の「科学技術人材育成のコンソーシアムの構築事業」の一環として実施され、シンポジウムの基調講演として山本進一理事(研究担当)・副学長が「岡山大学のURA活動の取組とその展望、及びURA組織のマネジメント」と題して講演を行いました。 講演では、本学URAの設立から運用、サポート人材ではなく高度研究系マネジメント人材として執行部の研究系ブレーン組織の役割について紹介。他大学・研究機関ではなかなか見られない先導的なURA運用と制度設計について説明し、参加したURAや教員、行政関係者などと意見交換を実施しました。

 シンポジウムでは、文部科学省科学技術・学術政策局産業連携・地域支援課大学技術移転推進室の山下洋室長が「大学改革の中の研究支援研究経営とは」と題して、パネルディスカッション「大学改革の中の研究支援」では香川大学、北海道大学、東京大学、茨城大学、群馬大学の各担当者らと大学改革の中で期待される研究支援の具体策について、実例を挙げて議論を深めました。

 本学からは、佐藤法仁研究担当学長特命・URAも参加。山本進一理事(研究担当)・副学長と共に、参加者らから寄せられる本学URA運用と制度について意見交換を実施。特に課題となる若手のキャリアアップやキャリアチェンジ、民間企業と比しての給与体系の運用などについて、議論を深めました。

 岡山大学URAは、学長直属として配置され、研究担当理事・副学長と共に行動する執行部の研究ブレーン組織です。「学長特命(研究担当)」として、研究面で学長を補佐し、本学における研究方針の策定や大学改革の推進など経営の判断に立って行動しています。今後も本学のみならず関係機関との情報交換等を密にして、わが国の基礎研究、学術、イノベーション創出の振興に寄与して行きます。

基調講演を行う山本進一理事(研究担当)・副学長