マイクロステップ法で革新的な教育改革を実施   寺澤孝文教授がeラーニングアワード「ニューメソッド部門賞」を受賞

日時 2015年10月31日 
 フジサンケイビジネスアイなどが主催し、経済産業省や文部科学省、総務省などのeラーニングを取り巻く現状と未来について豊富な事例とともに紹介・発表・議論する国内唯一の総合フォーラムである「eラーニングアワード2015フォーラム」が、10月28日~30日、東京都内で開催され、eラーニング分野における革新的な研究開発・実施を称えるニューメソッド部門賞を本学大学院教育学研究科の寺澤孝文教授が受賞しました。

 寺澤教授は、教育分野におけるビッグデータについて、今までにない収集技術(スケジューリング技術)を用いて、子どもが主体的に学習を継続する意欲を確実に上げられる革新的な技術「マイクロステップ法」を開発。これまでに家庭用ゲーム機による技術普及岡山県赤磐市などの教育現場への還元を精力的に進めています。

 講演会では、「教育ビッグデータではじまるエビデンスベースの教育」と題して講演。マイクロステップ法の概要と実用例、そして今後の展望を紹介し、「ビッグデータ」という大きな可能性を持つがデータが大きくなればなるほど見たいものが見えにくくなる問題点を認識しつつ、革新的な技術を用いて効果的にビックデータと向き合う、利活用することが大切だと述べました。なお講演会は、事前参加申し込み時点でいち早く満員御礼となるほどの大きな注目を浴びる講演となり、100名以上の関係者らが参加しました。

 本件は、岡山大学としても支援しており、本学からは佐藤法仁研究担当学長特命・URAも授賞式に参列。寺澤教授とともに受賞の喜びを分かち合いました。

 本学は、平成25年8月に文部科学省がわが国のさらなる大学研究力向上や国際的な研究競争力強化等のために全国の大学・研究機関から選定した、「研究大学強化促進事業」の選定大学(国内19大学)です。世界で研究の量、質ともに存在感を示す「リサーチ・ユニバーシティ(研究大学):岡山大学」の構築のため、強みある分野の研究力強化・促進を精力的に行っており、今回も本事業の一環として実施されています。教育系分野から生み出される研究成果を社会や教育現場が求める革新的技術としてより早く届けられるように研究を推進していきます。

 eラーニングアワード2015フォーラム:http://www.elearningawards.jp/

フォーラムでの寺澤教授の講演資料:https://edu.okayama-u.ac.jp/~shinri/terasawa/files/e-learningAward2015.pdf

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     主催者から受賞される寺澤孝文教授

 
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受賞を受けた寺澤孝文教授

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マイクロステップ法の可能性について受賞講演を行う寺澤孝文教授